化学調味料の怖いところ 美味しければいいの?
みそ汁などの汁物を作る時、粉末のだしの素を使う方も多いと思います。
手軽に使えて便利ですよね。
少し料理に加えるだけで、グンと「うまみ」を付け加えてくれます。
でも、粉末のだしの素に含まれている化学調味料には注意が必要です。
化学調味料の危険性については少しネットで検索すれば出てきますから
気になる方は調べてみてくださいね。
化学調味料自体が危険ということも知ってほしいのですが、
今回は少し違った見方をします。
「美味しさ」ばかりを追い求める風潮が怖いなと思うのです。
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料理ライフアドバイザーのめぐみです。
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化学調味料といっても色々ありますが、原材料をチェックして「調味料(アミノ酸等)」と書かれていたら
入っていると思ってください。
お店に売られている食品のほとんどに含まれていますから、
化学調味料が入っていない食品を見つけることの方が難しいです。
鹿児島で好まれる醤油にも最初からガンガン化学調味料が入っています。
味を感じる舌には味蕾という器官があります。
実は化学調味料は舌の味蕾を壊してしまうと言われています。
味蕾が壊れてしまうと、
味を感じにくくなってしまうんです。
味が感じにくくなると、
どんどん味の濃い食べ物が欲しくなるということです。
つまり、繊細な味が感じられなくなり、濃い味付けを好むようになるのです。
特に子どもは、大人よりたくさんの味蕾を持っているので、本来繊細な味を感じることができるはずなのに
感じにくくなり、濃い味を好むようになっていきます。
だから、濃い味が多い外食や市販の食品は、子どもウケしやすいのです。
なんだか良くない化学調味料なのに、どうしてこんなにたくさんの食品に含まれていると思いますか?
答えは簡単です。
美味しいからです。
化学調味料を加えるとすぐに「美味しい」と思ってもらえるのです。
うまみが増して舌がすぐに満足するのです。
私が以前、保育園で給食を作っていた頃のことです。
みそ汁を作る時はいつも昆布とイリコでダシを取っていました。
でもある一人の調理員さんが作る時だけ粉末のダシの素を入れていたんです。
理由は「園児がすごくみそ汁を飲むようになり、残食が減るから」でした。
実際、その調理員さんが作った日はみそ汁の残食が減っていました。
保護者からは「いつも家でみそ汁が嫌いなのに、今日の保育園のみそ汁はすごく美味しかったと言っていました」なんて
喜びの声を掛けられたこともあります。
子供たちが美味しく食べてくれたのは嬉しいことなのですが、
ちょっと複雑な気持ちでした。モヤモヤ、、、。
作った側からしたら「美味しい」と言われたい気持ちはわかります。
でも、美味しさばかり追い求めるのもどうなのかな?と思うのです。
たとえ「美味しい」って言ってもらえなくても、
「ちょっと味が物足りない」と言われても、
私は大事な舌を守りたいなと思います。
大事な体を守りたいなと思います。
もちろん、家族が美味しく食べてくれるのは嬉しいけど、
「美味しい」と言われたい一心で化学調味料を使うのはどうなのかな?と思うのです。
私は毎日の料理は「美味しい!」という大絶賛は必要ないと思っています。
口には出さなくても、じんわりとカラダが感じてくれるような地味な美味しさでいいと思います。
テレビなどの影響を受けて、
毎日の食卓に「うまい!」は必要ないと思いますよ。
あなたはどう思いますか?
私は「美味しさ」ばかりを追い求める風潮が怖いなと思うのです。